建設現場の事務とは?現場事務の魅力と求人の見つけ方

建築現場と聞いて真っ先に思い浮かべるのはどんな仕事でしょうか。建築現場に詳しくない方の多くは、現場で働いている職人の方たちや現場監督などの姿を思い浮かべることと思います。

ですが、建築現場で働いているのは現場作業に携わる方のみではありません。一言で建築現場といっても種類があり、さまざまな職種が存在しています。もちろん他業種と同じように事務職もあるのです。

ここでは、建築現場の事務の仕事内容や魅力、そして求人の見つけ方をご紹介します。

建設現場では事務職も活躍している?

建築現場には「建築工事」現場と「土木工事」現場の2種類があります。一般的に建築現場は「地面の上」、土木現場は「地面の下」を担当する、というのが現場の認識のようです。

建築基準法において、建築物とは屋根または壁を有するものと規定されているので、一軒家などの家屋やマンション、倉庫などの建築を手掛けるのが建築現場ということになりますね。

土木は広くそれ以外の構造物を指し、道路や橋、歩道橋や鉄道、山などを切りひらいての住宅地造成やダムの建設なども土木現場とされています。

この建築現場、土木現場のいずれの現場においても事務職が活躍しています。多くの場合は現場に用意された事務所内での勤務になりますが、仕事内容は通常の事務職とほとんど変わりありません。

来客の対応(お茶出しなども含む)や電話・FAX・メールなどの対応、書類の作成、請求書関連の処理、宅急便などの手配や受取りなどが主な業務ですが、現場によっては昼食となる弁当類の手配などが必要になります。

活かせるスキルとしてはWordやExcelなどのOA事務、経理や総務、テレマーケティングや接客などがあるでしょう。来客対応などには秘書のスキルも活かせそうです。

事務として建設現場で働く魅力とは

建築現場の事務ならではの魅力といえば、やはり目の前で新しい建造物が出来上がっていくことにあります。

何もないところにだんだんと建物などが出来ていく過程を、現場関係者のサポートをしながら見守っていくうちに、その現場に愛着がわき、完成した時には達成感を得られるようになるでしょう。

自分の力もこの完成品の為に役立った、そう実感できるのは大きなやりがいとなります。道路や橋など、規模が大きなものになればなるほど、その感動や達成感も大きくなりますね。

完成時のやりがいや達成感もそうですが、モノづくりが好きだという方にとっては建築物が出来上がる過程も興味深いことでしょう。さまざまな部署、いろいろな人が関わり合って一つの建築物を作り上げるさまは建築現場の事務だからこそ目にできる光景です。

現場で働く職人や現場監督などの人々と協力し合って一つの建築物を作り上げることで、チームワークが実感できるのも建築現場の事務の魅力ですね。

建築現場は目まぐるしく状況が変化します。その時々に合わせて臨機応変な対応が求められることも多く、自分で工夫して仕事を進めることも必要です。そのため、どんな状況でも楽しんで前向きかつ柔軟に対応できる人材が建築現場の事務には向いているといえるでしょう。

CADを覚えることでより建設現場での活躍の場が広がる

CADとは、現在の建築現場に欠かせない製図ソフトです。建築現場のみならずアパレルや自動車、機械、電子機器などの様々な分野で広く使用されています。

事務スキルだけではなく、CAD技術を身に着けることで、より活躍できる幅が広くなるでしょう。

現在ではCAD技術を専門的に学べるスクールなども多数存在し、基本的なCADの操作方法、製図の方法やCAD関連の資格取得対策などを学ぶことが可能です。

なお、フリーのCADソフトなどを利用し、CADのスキルを身につけることもできます。しかしながら、独学でCADのスキルを身につけた場合、実際の現場ではスキル不足に陥ることが懸念されます。

建設現場での活躍の場を広げたいと考える場合は、専門のスクールや職業訓練校へ通い、CAD技術を習得することがおすすめです。

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