ビューポート同士が重なっていて、背景が表示されないように下部ビューポートの図形をくり抜いた状態に変更する方法です。
(例)背面ハッチングが表示されないように上面ビューポート範囲をくり抜く
※部分的に重なったビューポートから、背景の形状を変更する場合は こちら
目次
準備する
背面の新しいビューポート範囲をポリラインで作成します
作成したポリラインを[リージョン]に変換する
(操作方法)
以下のいずれかの方法を選択する
・[ホーム]タブ→[作成]パネル▼プルダウン→[リージョン]
・コマンド:REGION
↓
作成したポリラインを選択→Enter
内側のリージョンを引いたリージョンを作成する
(操作方法)
ワークスペースを[3Dモデリング]へ変更
ステータスバー→[ワークスペースの切り替え]▼プルダウン→[3Dモデリング]
↓
作業スペースがモデル空間に移動するため、ペーパー空間へ戻る
↓
以下のいずれかの方法を選択
・[ホーム]タブ→[ソリッド編集]パネル→[ソリッド、差]
・コマンド名:SUBTRACT
↓
外側の境界を選択→Enter
↓
差し引くオブジェクト(内側の境界)を選択→Enter
↓
くり抜かれたリージョンが作成される
ビューポート範囲を再指定
(操作方法)
ワークスペースを2D作業用に戻す
(規定値は[製図と注釈])
↓
以下のいずれかの方法を選択
・[レイアウト]タブ→[レイアウトビューポート]パネル→[矩形]ボタン▼プルダウン→[オブジェクトボタン]
・コマンド名:VPCLIP
↓
クリップするビューポートを選択
※リージョンの境界と重なって選択しづらい場合はビューポート範囲を広げておく
↓
リージョンを選択
↓
くり抜いた形状でビューポート範囲が設定される