AutoCAD

Excelを表示する① OLE

Excelで作成した表をOLE(object linking and embedding)オブジェクトで表示する方法です。

表オブジェクトで表示する方法は こちら
図形(線オブジェクト・テキスト)で表示する方法は こちら

埋め込みOLEオブジェクト

作成元とリンクせず内容を埋め込むため、元のファイルを変更しても反映はされません。

操作方法

Excelの貼り付けたい範囲を選択

以下のいずれかの方法でコピーする
・Ctrl+C
・[ホーム]タブ→[クリップボード]パネル→[コピー]


AutoCADに移動

以下のいずれかの方法でペーストする
・Ctrl+V
・[ホーム]タブ→[クリップボード]パネル→[貼り付け]
・メニューバー[編集]→[貼り付け]

・コマンド:PASTECLIP

挿入点を指定

[OLE文字サイズ]ダイアログ
必要に応じて、OLEサイズと文字の高さを指定


OK

OLEリンクオブジェクト

作成元とリンクしたOLEを配置します。元ファイルの変更に合わせて内容を更新することが可能です。

操作方法

Excelの貼り付けたい範囲を選択

以下のいずれかの方法でコピーする
・Ctrl+C
・[ホーム]タブ→[クリップボード]パネル→[コピー]


AutoCADに移動

以下のいずれかの方法でペーストする
・[ホーム]タブ→[クリップボード]パネル→[貼り付け]を展開→[形式を選択して貼り付け]

・メニューバー[編集]→[形式を選択して貼り付け]
・コマンド:PASTESPEC

[形式を選択して貼り付け]ダイアログ
・[リンク貼り付け]
・[貼りつける形式]→ワークシートを選択
※[アイコンで表示]のチェックは外します。

OK

オブジェクトの挿入点を指定

[OLE文字サイズ]ダイアログ

  • OLEフォント
  • OLEサイズ
    • コピー元の選択範囲で使用されているフォントとそのサイズがリストで表示されます。
  • 文字の高さ
    • OLEサイズを文字の高さで指定して、全体の表示サイズを決定します。
    • (例)8ポイント/10ポイントのフォントサイズを使用したExcelのシートを貼り付け

①元のフォントサイズのまま、文字の高さは指定しない

②10ポイントのフォントが、5の高さで表示されるように全体の大きさを指定

③8ポイントのフォントが、5の高さで表示されるように全体の大きさを指定

  • リセット
    • OLEオブジェクトサイズを挿入時のサイズにリセットします。
    • (文字の高さが初期値に戻ります)

※[OLE文字サイズ]での[文字の高さ]は、作図単位での高さとして指定しますが、実際の文字高さとは異なる場合があります。

Excelの内容を変更する(埋め込みオブジェクト)

操作方法

対象のOLEオブジェクトを選択

以下のいずれかの方法でExcelを開く
・表内でダブルクリック
・右クリック→コンテキストメニュー→[OLE]→[開く]

・コマンド:OLEOPEN

ワークシートが表示

Excel上で内容を修正して閉じる

OLEオブジェクトの内容が更新

※[リンクオブジェクト]の場合でもOLEからソースデータを開くことが可能です。

Excelを更新する(リンクオブジェクト)

既定では、リンク元の内容が変更されると自動で更新が行われます。
更新作業を手動に設定することが可能です。

手動に変更すると、図面ファイルを開いたときに更新を促すメッセージが表示されます。

メッセージに対して[はい]を選択すると、内容が更新されます。
[いいえ]を選択すると、更新が行われません。
※どちらの選択後も、その後図面を開き直した際には上記のメッセージは表示されず、アプリケーション自体を再起動するまで、選択した挙動(自動更新/更新なし)が継続されます。

操作方法

以下のいずれかの方法を選択
・コマンド:OLELINKS
・メニューバー[編集]→[OLEリンクの設定]

[リンク]ダイアログ
[リンク]一覧より、対象のデータを選択
[更新]を手動に変更


閉じる

[リンク]ダイアログ

  • リンク
    • リンクオブジェクトの一覧が表示されます。オブジェクトの設定を変更するには、対象のオブジェクトをリストから選択します。
  • リンク元
    • ソースファイルのパス名が表示されます。
  • 種類
    • ファイル形式が表示されます。
  • 更新
    • 自動:ソースが変更されるたびに、自動的に更新されます。
    • 手動:ドキュメントを開くと、リンク更新のメッセージが表示されます。
  • 今すぐ更新
    • 選択したリンクを更新します。
  • リンク元を開く
    • ソースファイルが開き、リンク箇所がハイライト表示されます。
  • リンク元の変更
    • ソースファイルの変更を行います。ソースがファイル内の一部を参照している場合、項目名の欄に選択部分を表す文字列が表示されます。
  • リンクの解除
    • ソースとの関連付けを解除します。オブジェクトは埋め込みタイプに変更されます。
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