CADのフリーソフトを一挙ご紹介!
2019.08.30
- CADソフト解説
記事ライター:キャドテク編集部
一般的に高価なソフトが多いと思われがちなCADソフトですが、無料で使う事のできるフリーソフトも数多く存在します。
ここでは、そんなフリーライセンスのCADソフトや、一定期間無料で使う事ができるCADにスポットを当て、ダウンロードの方法や、CADの特徴まで詳しく紹介していきます。
目次
CADの特徴おさらい
製図が簡単にできる
図面を手書きで描くためには、線種を使い分ける必要があるので、一定の太さと濃さを保ちながら、線を引くスキルを身に付ける必要があります。
一方、CADでの作図には、以下のようなメリットがあります。
・線種を設定することが可能
・プリンターをセットすると、誰でも簡単に同じ線が引ける
・図面の品質にムラがなくなる
このように、熟練したスキルが必要ないので、初心者でもパフォーマンスを発揮できるのがCADの特徴です。
ミスしても容易に修正可能
手書きで図面を描く場合は、失敗すると消しゴムで線を消す事になります。もちろん、一度消すと元に戻す事もできず、紙がよれないように気を使いながら作業する必要がありました。
しかし、CADを使えば、「アンドゥ」と「リドゥ」を覚えることで、簡単に線を消したり、元に戻したりする事ができるので、作図作業がスピーディーで効率的です。
図面管理やデータ共有が簡単
CADで描かれた図面は、パソコン上で管理する事になるので、簡単にコピーする事もでき、データとしてパソコンの中に保存するので、場所も取らず、デジタルデータは劣化する事もありません。
また、Eメールやインターネットで簡単にデータを共有する事ができるのも、CADで図面を作成する大きなメリットと言えるでしょう。
2DCADとは?
2DCADは各種の作図コマンドを使い、「平面図」「立面図」「断面図」「展開図」といった図面を平面的な寸法を入力して作図するCADです。操作が比較的簡単で、手書き図面と似たような要領で作図する事ができます。
WEB上でフリーソフトとして提供されているCADソフトも多く、データの共有がしやすい事から、個人、小規模企業、中小企業から大企業に至るまで、幅広く使われています。
3DCADとは?
3DCADは平面データに高さの情報を入力し、設計する物体を立体としてモデリングするCADソフトです。
設計者から建築主まで、工事に関係する人全員が視覚的に理解しやすく、完成した様子を誰でもイメージする事ができるという3DCADならではのメリットがあります。
また、一度3DCADでモデリングすると、任意の場所の2D図面データを取り出せるという作業場のメリットもあります。
そのため、作業の効率化や労働時間の短縮の利点から、採用している企業が増えていますが、3DCADは初期の導入コストが大きいので、大企業での導入事例が多い傾向がみられます。
3DCADを使うことができれば2DCADは必要ない?
3DCADを導入すれば2DCADはいらないのかというと、実はそうではありません。
従業員数が100人以下のいわゆる中小企業や小規模企業では、現在でも約70%の企業で2DCADが使われているのが実情とされています。
また、3DCADを導入してメインで使っている企業でも、2DCADと併用している企業が半数以上というデータもあり、2DCADの出番がなくなる事はまだ先のことだと言えます。
2DCADが使われ続ける事情には、3DCADのデータは2DCADと違って互換性がなく、プロジェクトを共に遂行する関係会社とのデータ交換の際に不便という理由が挙げられます。
CADのフリーソフトを使用するメリット・デメリット
無料で使用できるという大きなメリットがあるフリーソフトですが、デメリット面も存在します。
CADのフリーソフトを使用する際のメリット、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
フリーソフト使用のメリット
・CADシステムを導入する為のコストがかからない、もしくはコストが非常に安い。
・初期コストがかからないので、使ってみて合わなければ、気軽に他のCADソフトに移行できる。
・メンテナンスなど、CADを維持するためのコストがかからない。
・気軽にさまざまなフリーソフトを体験、比較して選択できるので、失敗が少ない。
・図面を見るためだけに図面ビュワーとしてCADソフトを導入する事も可能。
・トラブルが起きた場合でも、インターネット上にたくさんの情報があるため、サポートがなくても、自分で解決する事ができる。
・普及しているCADのフリーソフトであれば、カスタマイズするためのツールもインターネットから無料で入手することができる。
フリーソフト使用のデメリット
・有料版と比較すると、機能も制限が設けられていることもあり、作図しづらい場合がある。
・サポートがないので、自分で検索して、トラブルを解決する必要がある。
・OSが新しくなった場合、対応したバージョンが提供されるまで時間がかかる可能性がある。
・補償がないので、CADソフトによってパソコンに障害がおきても、全て自己責任となる。
・サポートしているファイル形式が少ないケースがある。
・他社製品との互換性が低く、連携がとれない場合がある。
完全無料のCADフリーソフト
Jw_cad
Jw_cadとは
Jw_cad(ジェイダブリューキャド)は、日本で制作された建築系の汎用CADです。日本の建築業界において、フリーソフトの中では一番需要の多いCADソフトと言われています。
フリーでありながら高機能で、建築系の図面を描く時に便利な、間取り図や建具を簡単に制作できる機能や、2.5Dと呼ばれるアイソメ図を簡単に作成する機能がデフォルトで入っています。
無料ということで、サポートなどはありませんが、ネット上で多くの情報がユーザー同士で交換されており、万が一、トラブルが起こっても自分でWEB検索する事で解決できるのもJw_cadの利点です。
ユーザー数の多いCADソフトなので、関連書籍も数多く出版されており、CADを独学で習得する場合にも適しています。初心者が練習用のCADソフトを使用したい場合にも、おすすめのソフトと言えるでしょう。
保存できるファイルの形式は、ウィンドウズ版Jw_cadの「.jww」とDSV版の「.jwc」が使えます。また、多くのCADと互換性のある「.dxf」で保存する事も可能です。
Jw_cadはウィンドウズ版とDOS版がありましたが、DOS版については、現在は開発を終了しているようです。
現在、Macユーザー向けにJw_cad for Macが提供されているので、ウィンドウズユーザーと同じように、MacユーザーもJw_cadを利用することができます。
Jw_cadの動作環境
Jw_cadはフリーソフトなので、公式サイト上で、動作を保証するスペックは提示されていません。
ソフトのバージョンや、PCを動かす環境にもよりますが、概ねWindows7以上のOSが動く環境で、ハードディスクに一定の空き容量が確保されていれば、問題なく動作することが確認されています。
しかし、動作が保証されているわけではないので、インストールは自己責任となります。
動作環境
OS
Windows 7~10 / Vista / XP / 2000 32bit / 64bit
Mac v10.12 Sierra / X v10.11 El Capitan / X v10.10 Yosemite / X v10.9 Mavericks / X v10.8 Mountain Lion / X v10.7 Lion / X v10.6 Snow Leopard
CPU
Intel Core i5 2Hz以上
メモリ
4GB
HDD
500GB
Jw_cadのダウンロード方法
Jw_cadはメールアドレスやIDなどの登録をする必要はなく、導入後すぐに使用する事ができます。
Windows版とMac版ではダウンロードの方法が異なります。下記でそれぞれのダウンロードの方法について詳しくみていきましょう。
Windows版
1.Jw_cadのWindows版をダウンロードするには、まずJw_cad公式サイトにアクセスします。トップページに、ダウンロードという項目があるので、クリック。
2.「jwcad.net」をクリックすると、すぐにダウンロードが開始されます。
MAC版
MAC版のJw_cadは、有志の方によって運営されているWindows版と別のサイトからダウンロードする事になります。
1.MAC版の公式サイトである「Jw_cad for Mac」にアクセスします。
2.トップページにアクセスするとすぐに、緑色のアイコンの「ダウンロード」が表示されるので、クリックすると、ZIP形式の圧縮ファイルのダウンロードが始まります。
3.ダウンロードされたZIP形式の圧縮ファイルの「アプリケーション」を右クリックし、「開く」を選択するとJw_cadが起動します。
RootPro CAD Free
RootPro CAD Freeとは
RootPro CAD Freeは、株式会社ルートプロが提供しているフリーの2DCADソフトです。
なお、RootPro CAD Freeには有償バージョンもあります。フリー版との違いは、カスタマイズができる事と、各ファイル変換ができる事が挙げられますが、作図機能などに違いはありません。
サポートなどを利用する事はできませんが、WEBサイトでチュートリアルを公開しているため、そちらを参照すれば問題解決ができるケースが多いです。
フリーでありながら高機能で印刷機能も搭載されており、必要十分な機能を備えたCADソフトと言えるでしょう。
使えるファイル形式にJw_cadの「.jww」「.jwc」形式とAutoCADのファイル形式である「.dwg」形式も含まれています。もちろん「.dxf」での保存も可能です。
RootPro CAD Freeの動作環境
OS
Windows10,Windows8.1,Windows8,Windows7 (SP1),Windows Vista
32bit及び64bit
※なお、Windows Vistaの動作について、公式サイトでは「Windows Vista のセキュリティ脆弱性により生じた直接または間接的な問題や損害については、いかなる責任も負わないものとします。」としていますので、ご注意ください。
CPU
各OSが推奨する環境以上
メモリ
各OSが推奨する環境以上
HDD
フリー版:役150MB以上
プロフェッショナル版:約1GB以上
ディスプレイ
1024 × 768 ドット
High Color (16 ビットカラー) 以上表示可能なディスプレイ
RootPro CAD Freeのダウンロード方法
1.RootPro CAD Freeをダンロードするには、まず公式ホームページにアクセスし、トップページの上部に並ぶタグの「ダウンロード」をクリックします。
2.ダウンロードアイコンが縦に2つ並んでいるので、お使いのパソコンによって、64bit版か32bit版を選択しクリックするとダウンロードが始まります。
3.ダウンロード完了後、アプリケーションをクリックするとインストールがはじまります。
4.インストール完了後、スタートメニューのプログラムにある「RootPro CAD Free」を起動させ、インストールが正常におこなわれたか確認しましょう。
Blender
Blenderとは
Blenderは2D未対応の3DCGソフトで、アニメーション制作などに優れています。パソコンのOSはWindows、MacOSX、Linuxに対応しています。
高機能なフリーソフトですが、現在のところは日本語には対応しておらず、ユーザーは海外に多いです。しかし、日本語の解説サイトも数多く存在しており、徐々に日本のユーザーも増えています。
フリーでありながら、動画の書き出しや編集にも対応しています。ただし、多機能であるものの、使いこなすには慣れが必要なソフトでもあると言えそうです。
Blenderの動作環境
OS
XP以降のWindows Linux(32bit,64bit) MacOS
メモリ
512MB以上(推奨:2GB)
GPU
64MB以上(推奨:512MB)
SketchUp Free
SketchUp Freeとは
SketchUpはフリーで全ての機能を使う事ができる、シンプルでオシャレな3Dモデリングソフトです。
一時SketchUpをGoogleが買収し、権利を持っていた事がありますが、現在はTrimble社に買収され、Trimble社から提供されているソフトです。
SketchUpはクラウドを使った3Dモデリングサービスで、オンライン上にデータを置くことができ、一度3Dモデルを制作すると、どこにいても様々なデバイスから制作した3Dモデルにアクセスする事ができます。
余計なアプリをインストールする事なく、インターネット接続のあるパソコンのWEBブラウザで3Dモデルを動かす事ができるのも、スマートでSketchUpらしい良い点です。
クラウドでプロジェクトチームとデータを共有し、オンライン上で仲間と共同してひとつのプロジェクトをすすめるという新しい使い方も可能です。また、スマートフォンなどのモバイルデバイスでも、SketchUpの3Dモデルを表示する事ができます。
フリーで10GBのクラウドストレージを使用する事ができ、データの相互運用性も高い高機能3DCADソフトです。
SketchUp Freeの動作環境
SketchUp FreeはWebベースで動くソフトなので、インターネット検索ができるPCとブラウザがあれば作業する事ができます。
SketchUp Makeのダウンロード方法
PCブラウザを利用して利用するソフトなので、ソフトのダウンロードは必要ありません。
FreeCAD
FreeCADとは
FreeCADはフリーでありながら高度なカスタマイズやスクリプト操作にも対応しており、機能拡張も可能な3DCADソフトです。
FreeCADは機能の変更をワークベンチと呼ばれるツールセットで実行しているので、ハイエンドCADの「CATIA」や「SolidWorks」にも共通する部分の多いCADソフトとなっています。
ヒストリー型で作成履歴が残るので、容易にデザインを戻したりする事が可能で、パラトメリックベースで寸法を変更すると、併せて図形のかたちも変更する事ができ、アセンブリ(パーツ同士の組み立て)も使うことができます。
様々なファイル形式をサポートしており、互換性の高いフリーCADソフトです。
FreeCADの動作環境
FreeCADの動作環境は、公式サイトでは、公開されておりません。
異なるOSを使用しても動作するマルチプラットフォームを採用しているので、Windows、Linux、MacOSXなど異なるPC環境でも同じように利用する事ができます。
FreeCADのダウンロード方法
Windows版のダウンロード方法
1.FreeCADのWindows版をダウンロードするには、まずFreeCADのホームページにアクセスし、トップページの「Download now」をクリックします。
2.画面に「Windows(64bit/32bit)」「Mac(64bit)」「Linux(64bit applmage)」3種のアイコンが表示されるので、自分のPC環境にあったものを選択すると、すぐにダンロードがはじまります。
3.ダウンロードしたインストーラーを実行すると、英語のsetupウィザードが起動します。「Add to PYTHONPATH」にチェクを入れ、「install」ボタンをクリックします。しばらくするとインストールが完了します。
Mac版のダウンロード方法
1.FreeCADの英語版ダウンロードサイトにアクセスします。
2.緑色をしたダウンロードを開始するアイコンがあるので、クリックするとダウンロードが開始します。
3.ダウンロードしたファイルの中にある、「install FreeCADパッケージ」を実行。
4.「Customize installation」の画面が開いたら、全てのチェックボックスにチェックを入れて、ウィザードの右下にある「Continue」をクリックします。
しばらくすると、FreeCADのインストールが完了です。
Solid Edge Free 2D
Solid Edge Free 2Dとは
Solid Edge Free 2Dは、SIEMENSPLM Softwareが提供するミッドレンジ3DCAD「Solid Edge」の2DCAD機能と同じ機能を持つ2DCADソフトです。
全世界にユーザーを持ち、さまざまな業界のエンジニアに利用されているAutoCADに対応したコマンドを使用することができるため、AutoCADユーザーは馴染みやすく、効率的に作図することができるでしょう。
この機能は「コマンドファインダ機能」で使うことができます。
JISに準拠した作図方法や数値入力を使う事ができ、誰でも利用しやすいインターフェースとなっています。
対応しているファイル形式は、各種CADで利用する事ができるdxf形式のほか、AutoCAD のdwg形式にも対応しており、他のCADソフトとのデータのやりとりも容易です。
Solid Edge Free 2Dの動作環境
OS
Windows 10 Enterprise、Professional (64bit)バージョン1709またはそれ以降
RAM
8GB以上
ディスプレイ
1280×1024以上
HO_CAD pao
HO_CAD paoとは
HO_CAD paoは、現在はWindows版に移行し、提供されていませんが、MS-DOS版の2次元CADとして人気のあったJw_cad(DOS版)の操作性を引き継いだCADソフトです。
そのため、jwc形式のファイルに対応しており、フリーソフトとしてシェア率の高いWindows版のJw_cadとも、データのやりとりをする事ができます。
ただし、「倍精度」「ソリッド着色」「フォント」については、互換性がないようですので、注意が必要です。
地方公共団体や国、それに相当する組織の方はフリーで使用する事が可能です。その他の方も無料で使う事は可能ですが、会員登録時に一回のみ入会金が必要です。
バージョン1.4からはAutoCADのフォーマット形式である、DWG形式にも対応しており、Jw_cadのみならずAutoCADの読み込みと書き込みが可能になりました。
JWCで保存する事ができない特殊なフォントや均等割り付け、対応していない形式の画像データに関しては、HOCADの独自形式で保存する事が可能です。
HOCADは測量データの取り扱いに向いており、測量の座標値を入力すると、描画し保存、計算する事ができ、図面と座標値を統合して一つのファイルとして、保存する事もできます。
HO_CAD paoの動作環境
HO_CAD paoの動作環境は、公式サイトで謳われているのはOSだけで、メモリやCPUといった他のPC環境については公表されていません。
対応しているOSを利用し、HDDにある程度の空きがあれば、問題なく稼働するようです。
HO_CAD paoのダウンロード方法
HO_CAD paoをダウンロードする為には、前述した通り、まず会員に登録する必要があります。地方公共団体や国、又はそれに相当する機関の方以外の方は、会員登録する際に、入会金が必要です。
アライアンス会員に登録すると、HO_CAD paoをダウンロード、インストールする事が可能になり、サポート情報やガイドを受け取ることもできるようになります。
具体的な方法は以下の通りです。
1.HO_CADのホームページにアクセスし、トップページの上部にある「アライアンス会員」のページにアクセスし、会員登録し入会手続きをおこないます。
2.入会手続きのページには、「一般の方」と「国・地方公共団体またはそれに準じる組織の方」に分かれているので、選択し、クリックしてください。
一般の方が手続きをすすめていくと、クレジットか銀行振込かを選択します。クレジットを選択した場合、数分後に登録したメールアドレスへ、招待メールが届きます。銀行振込みを選択した場合、振込みが確認された後に、招待メールが届きます。
3.国や地方公共団体の方が手続きをすすめていくと、組織ホームページとメールドメインの確認後、招待メールが届きます。
それぞれの方法で招待メールを受け取り、本文に記載されているURLへアクセスします。
4.パスワードを設定し、プロフィールを入力する項目があるので、入力して登録するとサイトへログインできます。
5.ログインした後、「ダウンロード」をクリックしてダウンロードします。解凍、起動して、インストールを開始します。
Creo Elements Direct Modeling Express
Creo Elements Direct Modeling Expressとは
Creo Elements Direct Modeling ExpressはProEngineerで知られるPTCが提供する3DCADソフトです。ノンヒストリー型で操作の方法は異なります。
修正などする際の作業応答性に優れており、スピードがあり、魅力あるツールです。
フリーでありながら、「ソリッド」「サーフェス」「アセンブリ」「図面機能」など、必要な機能が全て揃っており、特徴的なインターフェースは、すべてのエンジニアに扱いやすいデザイン構成になっています。
エクスポートするファイルの拡張子は、「stl」「vrml」です。Creo Elements Direct Modeling Expressの特徴として、2Dデータから3Dデータへの移行が、他のCADと比較して、非常に簡単であるということがあげられます。
表面積や体積の確認や、干渉チェックをする事が可能なので、設計の際のおおまかなボリュームチェックをする際に役立つでしょう。
パーツやアセンブリをドラッグアンドドロップで移動させる事ができ、最大で60個の部品を持つアセンブリを作ることができます。
Creo Elements Direct Modeling Expressの動作環境
OS
Windows10、Windows8.1、Windows7
CPU(推奨)
Intel Pentium(III、4、M、D)、Intel Xeon、Intel Celeron、Intel Core、AMD Athlon AMD Opteron
主メモリ(推奨)
2GB以上
HDD(推奨)
3GB以上の空き容量
Creo Elements Direct Modeling Expressのダウンロード方法
Creo Elements Direct Modeling Expressをダウンロードするには、公式ホームページにアクセスし、PTC.comのアカウントを作成する必要があります。
1.ホームページの上部のタグの中にある、「試用と購入」をクリックすると、「Creo Elements」の項目があるのでクリックします。
2.OSごとに分けたダウンロードアイコンがあるので、対象のアイコン「今すぐダウンロード」をクリックしましょう。すると、ダウンロードが開始します。
3.つぎにダウンロードしたファイルを実行し、インストール作業です。
初回起動時は、PTCのアカウントを入力する必要があります。「メールアドレス」「パスワード」を入力した後、ウィザードの中央にある「起動」というアイコンをクリックします。
4.起動をクリックすると、初期システム設定画面が現れます。ここで「単位」「分解能」「図面の規格」を設定します。設定後、ウィザード下の「次へ」をクリックします。
5.クイックスタートプロジェクトの画面に変わります。すぐにCreo Elements Direct Modeling Expressを起動する場合は、「閉じる」をクリックします。これでインストール作業は終了です。
Creo Elements Direct Modeling Expressを立ち上げてインストールされているか、確認してみましょう。
AR_CAD
AR_CADは株式会社SHFが提供している汎用2DCADソフトです。建築土木の図面はもちろんのこと、プレゼンで使う企画書の資料やパンフレットの作成など、ビジネス書類から建築図面まで、多用途で使用する事ができるCADフリーソフトです。
比較的単純な方法で操作できるソフトなので、初心者でも直感的な操作で使用する事ができます。
DXFファイルに対応している他、Jw_cadのファイル形式にも、入出力ともに対応しているので、セカンドCADソフトとしの導入にも良さそうです。
会員登録すると、無料でマニュアルを見ることもできます。
Tinkercad
Tinkercadは、WEBブラウザ上で利用する3Dモデリングツールです。カラフルでオシャレなインターフェースが特徴的で、感覚的な操作が可能なため、子供から大人まで誰もが気軽に、3Dモデリングを楽しみながら行うことができます。
今まで、3DCADを利用したことがない初心者の方や、趣味で3Dモデリングを楽しんでみたい方には、おすすめの3DCADソフトです。
Windowsのほか、MacとLinuxのWebブラウザにも対応しています。
MyCAD Free
MyCAD Freeは建築設計から設備設計まで、様々な設計業界で使用する事ができる汎用2DCADソフトです。フリー版と有償版があります。
図面全体が映された画面の必要な一部分を範囲選択し、詳細を表示する事ができる「天空ウィンドウ」と呼ばれる独自機能を搭載しています。
建築ツールボックスという建築設計に特化したツールも搭載しており、「柱」や「壁」を簡単に作図する事ができ、建築設計では便利な「包絡処理」「開口処理」ができるツールもあります。
画面構成がシンプルで、直感的に操作しやすく、豊富な作図編集コマンドを使いこなせば、作図スピードをアップさせることが可能です。
試用期間ありのCADソフト
AutoCAD(30日間無償体験)
AutoCADとは
AutoCADはオートデスクが提供する世界でNo.1のシェアを誇るCADソフトです。日本でも建築や土木の設計を始めとして、アパレル業界のパタンナーや電気や設備の設計業界など、様々なものづくりの業界で使用されているCADソフトです。
AutoCADの動作環境
OS
Windows 7 SP1 (64 ビットのみ。更新プログラム KB4019990 のインストールが必要)
Microsoft Windows 8.1 (更新プログラム KB2919355 をインストール済み) (64 ビットのみ)
Microsoft Windows 10 (64 ビットのみ。バージョン 1803 以降)
メモリ
最小:8GB
推奨:16GB
画面解像度
従来型ディスプレイ:True Color対応 1920×1080
高解像度ディスプレイ:Windows10(64bit)でサポートされている最大3840×2160の解像度(対応するビデオカードが必要)
HDD
6.0GB
AutoCAD ダウンロード方法
1.AutoCADをダウンロードするためには、Autodesk Accountにサインインします。
2.製品とサービスの中からダウンロードする製品を選択します。業界別コレクションやAutoCADincluding specialized toolsetsの場合は、メニューアイコンから「すべての項目を表示」を選び、単体製品のダウンロードを表示します。
3.ダウンロードのウィンドウが表示されたら、使用するソフトの「バージョン」並びに「プラットフォーム」「言語」を選択します。
4.「全て表示」リンクを選択して、「今すぐダウンロード」をクリックします。HDDの保存場所が表示されるので、別の場所を参照するかそのままOKをクリックすると、ダウンロードが開始されます。
5.ファイルをダウンロードしたら、インストールの作業をする事になります。
WindowsとMacの場合に分けて、詳しくインストールの仕方をみていきましょう。
・WindowsのAutoCADインスール方法
1.ダウンロードしたインストーラーのファイルをダブルクリックし、インストールを開始します。
インストーラーはブラウザによって以下の場所にあります。
Chrome:画面左下のアイコンをクリック
Internet explorer:画面中央下に「実行」があるのでクリック
Firefox:ブラウザの右下のダウンロード矢印をクリック
2.パソコンにインストールをおこなうオプションをクリックします。
3.インストールする製品、又はコンポーネントを選択し、インストールするファイルの置き場を指定します。その後、ウィザードの右下にある「install」をクリックするとインストールが開始します。
4.インストールが完了すると、インストールされたソフトウェアコンポーネントのリストが表示されるので、「終了」をクリックします。
5.インストーラーを閉じると、AutoCADのインストール作業は全て終了です。一度、AutoCADを立ち上げて、インストールが問題なくおこなわれたか確認してみましょう。
・MacのAutoCADインスール方法
1.ダウンロードが完了したら、そのインストーラーのファイルを見つけてダブルクリックします。
インストーラーはブラウザによって異なり、それぞれ以下の場所にあります。
Chrome:画面左下のアイコンをクリック
Safari:ブラウザの右上にあるダウンロードの矢印をクリック
Firefox:ブラウザの右下のダウンロード矢印をクリック
2.「.pkgをインストール」をクリックします。
3.「ライセンス使用許諾契約」が表示されるので、最後まで確認したら、「続ける」、「同意する」の順でクリックします。
4.「インストール」というボタンが表示されるので、クリックするとインストールが開始されます。
5.インストールを続行する確認画面が表示されるので、Macのユーザー名とパスワードを入力します。
6.インストールが終了すると、ウィザードに終了した事を告げる画面が表示されるので、右下の「Close」をクリックするとAutoCADのインストールは全て終了です。
一度AutoCADを立ち上げて、インストールが問題なくおこなわれたか確認してみましょう。
はじめてソフトを立ち上げる場合は、スタートの画面でアクティベーション作業をおこなう必要があります。
Vectorworks(30日間体験)
Vectorworksとは
Vectorworksは、建築デザイン業界に広く普及している、照明設計やカラーを表現する事にも優れているデザイン系のCADソフトです。
IllustratorやPhotoshopといったAdobeの製品との連携がとりやすく、直感的な操作で、2D図面から3Dパースまでを作成する事が可能です。
Vectorworksは、AutoCADやJw_cadとは違い、線ではなく面によって作図していくという独自の特徴を持っているCADです。
2D、3D、プレゼンテーションなどの巧みな機能が搭載されており、表計算や3Dレンダリング機能も備えています。
体験版のダウンロードにはユーザー登録が必要で、体験版の試用期間は30日間となっています。
Vectorworksの動作環境
OS(Windows)
Windows 10 (64bit)、Windows 8/8.1 (64bit)、Windows 7 SP1 (64bit)
OS(Mac)
macOS 10.13 (High Sierra)、macOS 10.12 (Sierra)、Mac OS X 10.11 (El Capitan)、Mac OS X 10.10 (Yosemite)
CPU
Intel Core i5 (または同等のAMD製CPU)
クロック周波数 2GHz以上
メモリ
推奨8~16GB以上(最小4GB)
大きなファイルや複雑なレンダリングには16~32GBを推奨
画面解像度
推奨1920 x 1080以上(最小1440 x 900)4Kディスプレイ対応、推奨1920 x 1080以上(最小1440 x 900 )Retinaディスプレイ対応
HDD
35GB
Vectorworksダウンロード方法
1.Vectorworksのダウンロードは提供元であるA&Aのホームページにアクセスしておこないます。
2.トップページ上部のタグの中にある、「ダウンロード」をクリックし、「評価版/無償提供ソフト」という項目があるのでクリックしましょう。
3.つぎのページに遷移すると、Vectorworks Designer 2019の項目があるので、「ダウンロード」のアイコンをクリックします。
4.ページが移動したら、下部に「Vectorworks評価版を申し込む」というアイコンがあるのでクリックしてください。
5.名前、所属、メールアドレスを記載して送信すると、A&Aから製品をダウンロードできるサイトのURLが送られてきてきます。
6.ダウンロードサイトからインストーラーをダウンロードし、インストーラーを解凍して、インストールをします。
7.登録情報、シリアル番号を入力し、右下にある「次へ」をクリックすると、使用許諾契約の画面に変わります。内容を確認した後、「同意します」というチェックボックスにチェックを入れ、ウィザードの右下にある「次へ」をクリックします。
8.Vectorworks2019のご使用に関するご注意事項が表示されます。記載内容を確認した後、問題なければ、右下の「次へ」をクリックしましょう。
9.インストール先を必要に応じて選択してください。変更がない場合はそのままで問題ありません。
10.ログデータの収集送信に関するオプションを選択するチェックボックスが2つあるので、どちらかにチェックを入れると右下の「スタート」がアクティブになるので、クリックします。これでインストールが開始されます。
この後、Macユーザーの場合、ユーザー名とパスワードを聞かれることがありますが、MacOSのユーザー名とパスワードを入力しましょう。
11.ここまでの作業が終了すると、インストールが開始されます。パソコンのスペックによりますが、数十分ほど時間がかかる可能性があります。
12.インストールが完了したとウィザードに表示されたら、ウィザードの右下にある「終了」ボタンをクリックしてインストーラーを終了します。
すぐにVectorworksを起動してみる場合は、「Vectorworksの起動」というチェックボックスにチェックを入れてから、終了ボタンをクリックしましょう。
以上でVectorworksのインストール作業は終了です。
Vectorworks初回起動時は、アクティベーションの作業が必要です。初回起動時に、アクティベーションの確認ダイアログボックスが表示されます。
「終了」と「アクティベート」というボタンが並んでいるので、「アクティベート」というボタンをクリックすると、アクティベートが開始します。
Revit(30日間無償体験)
Revitとは
RevitはAutodeskが提供する、建築に特化したBIMソフトです。
他のCADソフトとの大きな違いは、当初より「床」「壁」「窓」「柱」「扉」といった建築の作図で使われる部品があり、それをレゴブロックのように組み合わせて作図できる点です。
Revitを使う大きなメリットのひとつに、図面の修正作業が少なくなるということが挙げられます。
Revitで一箇所図面を変更すると、関連して変更になる他の修正箇所にも、自動で変更が反映されるため、図面同士の整合性が取れなくなるような事もありません。
また、ひとつのデータで、部品のメーカーや価格といった情報を一括して管理する事ができるのも、Revitの大きなメリットです。
計画段階からRevitを使用すると、画一的なものができやすい反面、ある程度企画が決まっている場合は、作業が簡略化できるメリットもあります。
部品をつくる手間がいるので、小さな設計事務所や個人より、大企業で導入されている事例が多いようです。体験版の試用期間は30日間です。
Revitの動作環境
OS
Microsoft® Windows® 7 SP1 64 ビット版:Enterprise、Ultimate、Professional、Home Premium
Microsoft Windows 8.1 64 ビット版:Enterprise、Pro、Windows 8.1
Microsoft Windows 10 Anniversary Update 64 ビット版(バージョン 1607 以降):
Enterprise、Pro
CPU
シングルコアまたはマルチコアの Intel® Pentium®、Xeon®、または i-Series のプロセッサ、または SSE2 テクノロジ対応の同等の AMD® プロセッサ。 入手可能な最高速度の CPU を推奨。
メモリ
4GBのRAM
ディスプレイ
最小:1280 x 1024、True Color 対応、最大:4K UHD モニタ
HDD
5GB
Revitのダウンロード方法
Revitのダウンロードは、提供元であるAutodeskの公式サイトからおこないます。
1.Autodeskの公式サイトにアクセスすると、トップページに製品の項目が3つ並んでいます。Revitの項目の中に、無償体験版とあるのでクリックします。
2.つぎのページに表示される、「無償体験版をダウンロード」の青いアイコンをクリックしましょう。
3.下部に「つぎへ」というアイコンがあるので、クリックし、使用言語を選択して、つぎにすすむとダウンロードが開始します。
4.ダウンロードしたファイルを実行し、インストール作業をすすめることになります。セットアップファイルを実行すると、Revitのウィザードが表示され、セットアップの初期化がはじまります。
5.初期化が終了すると、ウィザードに「インストール」ボタンが表示されるのでクリックしてください。
6.「ソフトウェア使用許諾契約」の画面が表示されたら、「同意する」にチェックし、「次へ」をクリックします。
7.インストール先を指定する事ができますが、変更がなければそのままにし、右下にあるインストールボタンをクリックすると、インストールが開始されます。
8.ウィザードのインストールの完了画面が表示されるので、「完了」をクリックすると、Revitのインストールが完了です。
Revit2019を起動し、ライセンスの選択をおこないます。
Fusion360(30 日間無償)
Fusion360とは
Fusion360はAutoCADのAutodeskが提供するアニメーション系の3DCADソフトです。3Dプリンターと最も相性が良いソフトだという声もあります。
応力解析や振動解析といった機能を持ち、レンダリングやアニメーション機能も利用できるので、アニメーション動画を作成する事も可能です。
豊富なコマンドを使用し、自由度の高いモデリングをする事ができ、履歴機能があるので、修正作業を簡単におこなう事もできます。
レンダリングも高機能なので、写真のような画像を作ることができるほか、ダウンロードしてから30日間は無料で使用する事が可能です。
Fusion360の動作環境
OS
Apple® macOS™ Mojave v10.14;Apple® macOS™ High Sierra v10.13; Apple® macOS™ Sierra v10.12
Windows® 7 SP1、Windows 8.1、Windows 10 (64 ビット版のみ)
CPU
64bitプロセッサ
メモリ
3GBのRAM(4GB以上を推奨)
HDD
2.5GB
Fusion360のダウンロード方法
Fusion360のダウンロードは、Autodeskの公式サイトからおこないます。
1.ホームページの上部のタグ「すべての製品」をクリックします。アルファベット順にAutodeskの製品が並んでいるので、「Fusion360」をクリックしましょう。
2.つぎのページに表示される「無償体験版をダウンロード」のアイコンをクリックし、そのままつぎにすすんでいくと、製品がダウンロードできます。
3.ダウンロードをした「Fusion 360Client Downloader.exe」Macの場合は、「Fusion 360ClientDownloader.dmg」を実行するとインストールが開始されます。
4.インストールが終了すると自動で、Fusion 360が起動します。Autodeskのアカウントを求められるので、アカウントかメールアドレスを入力し、「次へ」を選択します。
A’s(14日間無料体験)
A’sとは
A’sは建築系のCADソフトで知られる株式会社シーピーユーが開発した操作性に優れ、フレキシブルなモデリングが売りの建築3DCADです。
最小限の情報さえ入力すれば「壁・柱・仕上げ」などが自動で立ち上がり、テンプレートを選択し、画像を自分で配置するだけで、容易にプレゼン資料を作る事ができるのもA’ sの大きな魅力です。
事前に登録すると14日間は無料で使用する事ができます。
マウス操作で作成した3Dモデルの住宅内部をウォークスルーする事ができます。住宅設計業界で高いシェアを誇る、Jw_cadとの互換性が高く、「JWW」ファイルでの出力に対応しています。
A’sの動作環境
OS
Windows 10 / Windows8.1 / Windows7 SP1 64bit
CPU
Core i7-6700 以上、Core i7-6700HQ 以上
メモリ
8.0GB以上
ディスプレイ
フルHD(1920×1080)
HDD
100GB以上(SSD)
A’sのダウンロード方法
A’sをダウンロードするには、はじめにユーザー登録する必要があります。
1.A’sのホームページにアクセスし、必要事項を打ち込み登録します。
2.登録後にダウンロードの案内メールが届きますので、メールの内容に従ってダウンロードします。
DraftSight(30日間無償体験)
DraftSightとは
DraftSightは、フレキシブルな設計スタイルが売りの3DCADです。エンジニアが建築物や構造物を設計する時、三次元からデザインを考えたい場合や、二次元からデザインを考えたい場合などケースによって様々ありますが、DraftSightは二次元図面から三次元図面を生み出す事も、その逆から作業する事も可能です。
このように、ユーザーがしたい方法でモデリングする事ができる、自由度の高さがDraftSightの大きな売りと言えるでしょう。
またDraftSightは、AutoCADとも高い互換性を持っており、操作方法が非常に似ている事から、AutoCADを導入する足がかりとして導入してみるのにも適したCADソフトです。
DraftSightでは、エイリアスと呼ばれるコマンドを入力して操作します。このエイリアスはAutoCADで使うコマンドと同じものを採用しているので、AutoCADへ移行する場合でも、スムーズに操作することができるでしょう。
また、AutoCADのデータ形式である「DWG」を利用する事ができます。
DraftSightの動作環境
OS
Windows 7、Windows 8 (64bit)、Windows 10 (64bit)
メモリ
8GB
CPU
Intel Core i5 processor
ディスプレイ
フルHD
DraftSightのダウンロード方法
1.DraftSightをダウンロードするには、公式サイトにアクセスし、左上のアイコンをクリックします。
2.プルダウンしてきた項目の中の「製品/サービス」をクリックし、「DRAFTSIGHT」という項目が右に表示されるのでクリックします。
3.上部に二段のタグが表示されるので、二段目の「DRAFTSIGHT」をクリックしプルダウンさせると、「Draftsightをダウンロード」をクリックしましょう。
4.画面に5つのアイコンが表示されるので、自分のパソコン環境に合ったものを選択し、ダウンロードをはじめましょう。
5.ダウンロードが終了すると、インストール作業になります。
「エンドユーザーライセンス契約書」が表示されるので、「使用承諾契約の条項に同意します」を選択し、「インストール」をクリックします。
6.DraftSightのインストールがはじまり、終わると完了を告げるウィンドウが表示されるので、「完了」をクリックしてインストールの作業は全て終了です。
なお、DraftSightはインストールの後に、アクティブ化する必要があります。
7.インストールが終了すると、自動的にアクティブ化するウィザードが立ち上がるので、「メールアドレス」「業種」「国名」「タイトル」を入力します。
8.すべて入力が終わったら、右下にある「アクティブ化」のボタンをクリックしましょう。
9.アクティブ化が終了すると、完了のボタンが表示されるので、クリックします。
10.しばらくすると、先程入力したメールアドレスに、DraftSightから「DraftSight Activation」というメールが届きます。本文中に「click here」と書かれている部分に、リンクが組み込まれているので、クリックします。
クリックするとブラウザが起動し、「Thank you,your activation was successful」と表示されたら、無事にアクティベーション作業の終了です。
図脳RAPIDPRO19(30日間無償体験)
図脳RAPIDPRO19とは
頭脳RAPIDPRO19は、株式会社フォトロンが提供している、建築系のCADソフトです。図面の修正した場所が分かりやすいように、相違点を表示する機能など、独自の機能を搭載しています。また、プレゼン資料の作成も比較的容易におこなえます。
AutoCAD、Jw_cadと互換性があり、両ソフトのデータをそのまま入出力が可能です。建築デザイン業界で広く普及しているAdobe社のPDFやIllustratorとも互換性を持っており、データ同士の中継地点としての魅力を持ったCADソフトと言えるでしょう。使用するためには、ユーザー登録が必要です。
図脳RAPIDPRO19の動作環境
OS
Windows 10/8.1/7(64bit / 32bit)
CPU
C1GHz以上
メモリ
2GB以上
HDD
500MB以上
図脳RAPIDPRO19のダウンロード方法
図脳RAPIDPRO19をダウンロードするには、ホームページか郵送によってユーザー登録する必要があります。
ホームページからおこなう場合は、必要事項を記入すると、そのままの流れで体験版をダウンロードする事ができます。
学生・教員優遇のCADソフト一覧
有償でサービスを提供しているCADソフトの多くは、教育機関や学生を対象として、「学生版(アカデミック版)」と呼ばれる通常ソフトとほぼ変わらないフル機能を、格安料金で提供しています。その他、フリー期間が長い場合もあります。
これらのプランは、一部の教育機関や教育機関に所属する学生や教職員だけが購入する事ができるプランなので、アカデミック版を一般の方が登録購入する事ができない点は留意しておきましょう。
AutoCAD(EDUCATION COMMUNITY)
業界を問わず、世界的に普及しているシェアNo.1のCADソフトAutoCADのアカデミック版です。アカデミック版でもAutodeskIDの作成と登録が必要です。
機能は有償版と同じものを使う事ができますが、タイトルバーに「アカデミック版」の文字が入ります。フリーで使用できる期間は3年間です。
Fusion 360(Education Community)
AutoCADでお馴染みのAutodeskが提供する、アニメーション系3DCADソフト、「Fusion360」のアカデミック版です。
他のAutodeskの無料試用期間を使う場合と同じく、AutodeskIDの作成と登録が必要です。フリーで使用できる期間は3年間です。
Vectorworks 学生単年度版
デザイン系建築汎用CADソフト「Vectorworks」もアカデミック版を提供しています。ユーザー登録が必要で、試用期間は13ヶ月となっています。
ARCHICAD学生版
ARCHICADはハンガリーの、グラフィソフトジャパンで販売している建築系3DCADです。
ARCHICADはBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を採用しているCADであり、設計当初から3Dでモデリングをおこない、2D図面は3Dモデルから出力する事になります。
コストや材質といった設計に必要なデータも3Dモデルに組み込まれている為、設計当初から多角的な視点で建築物を計画する事が可能です。
ARCHICADのアカデミック版を使うには、ユーザー登録が必要で、試用期間は一年間(2年までの更新により延長可能)となります。
Mac対応のCADソフトはあるのか
ここでは、CADのフリーソフトごとに対応OSをご紹介します。Windowsのみ、Macのみ、もしくは、療法に対応しているなど、それぞれに異なりますので、事前に確認しておきましょう。
難易度として、5段階で評価をしています。難易度の低いものは1、高いものは5となっています。
・Jw_cad(2D、2.5D(アイソメ図の自動作成)対応)
対応OS:Windows、Mac
難易度:1
・DraftSight(2Dのみ対応)
対応OS:Windows、Mac、Linux
難易度:1
・HO_CAD pao(2Dのみ対応)
対応OS:Windows
難易度:2
・Solid Edge Free 2D(2Dのみ対応)
対応OS:Windows
難易度:3
・RootPro CAD 8 Free(2Dのみ対応)
対応OS:Windows
難易度:3
・Fusion360(3D、3Dモデルから2D図面の作成可能)
対応OS:Windows、Mac
難易度:4
・DesignSpark(3D、3Dモデルから2D図面を作成可能)
対応OS:Windows
難易度:3
・FreeCAD(3D、3Dから2D図面を作成可能)
対応OS:Windows、Mac、Linux
難易度:4
・SketchUp Make(3D、3Dから2Dを作成可能)
対応OS:Windows、Mac
難易度:1
・Blender(3Dのみ対応)
対応OS:Windows、Mac、Linux
難易度:5
・Creo Elements Direct Modeling Express(2Dから3Dへ移行する事が可能、3D)
対応OS:Windows
難易度:4
・AutoCAD(2D、3Dに対応)
対応OS:Windows、MacWin Mac
難易度:2
・Vectorworks(2D、3Dに対応)
対応OS:Windows
難易度:4
・A’s(2D、3Dに対応)
対応OS:Windows
難易度:4
・図脳RAPIDPRO18(2Dのみ対応)
対応OS:Windows
難易度:4
・ARCHICAD(2D、3Dに対応)
対応OS:Windows、Mac
難易度:5
CADソフトは「相性」が大切
CADソフトには今回紹介した以外にも沢山の種類があり、記事の中で紹介できたのは、数あるCADソフトの中のごく一部に過ぎません。
CADを仕事で使う方なら、「数あるCADソフトの中で、最高のCADソフトはいったい何だろうか?」という事を考えた事があるかもしれませんが、CADソフトは種類によって強みが違います。
「図面を描く作業スピードを極めるのに適したCAD」
「デザイン性に優れカラーを使った図面を生み出すのに適したCAD」
「データの互換性に優れ、他のCADとの架け橋になれるCAD」
など、一口にCADと言っても、それぞれの特性があるのです。
そのため、CADソフトと使用する人との間には相性があり、使用する業界や、作ろうとするものによって、最高のCADソフトというのは変わってくるものだと言えます。
自分が使うCADソフトを決める時は、CADを使ってどんな仕事がしたいのかをよく考えて、決める必要があります。
ここで紹介したCADソフトの情報を参考に、自分に適したソフトを探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここでは、CADのフリーソフトをご紹介してきました。沢山のCADソフトが無料で提供されており、有料のものでも、無料で使える期間を設けている事が分かっていただけたのではないでしょうか。
フリーCADの魅力は何と言っても、無料で使用できるという点です。
無料でありながら、CAD業界でトップシェアを誇るAutoCADのデータ形式「DWG」や、日本製のフリーCADソフトとして建築設計業界で高いシェアを誇るJw_cadのデータ形式「JWW」などに対応している、互換性が高く、使い勝手の良いフリーCADソフトが増えています。
現在メインで利用しているCADと互換性の高いフリーソフトを、フリーソフトの中からチョイスし、セカンドCADとしてフリーソフトのCADを導入し、作業の効率化を図るという使い方をしている方も多いようです。
CADのフリーソフトは、導入コストがかからないので、コスト面のリスクもありません。色々と試してみるだけの価値はありそうです。
本文中でも触れたように、無料ではないものの、Autodeskの製品は、大抵のものがユーザー登録するだけで、30日間は無料で使用できます。有効に無料期間を利用し、製品の良し悪しを吟味してから、本格導入すれば無駄なコストも抑えられます。
また、Autodeskの製品は、学生や教育機関の関係者であれば、3年間、無料でソフトを利用する事ができるので、条件を満たす方は有効に活用したいところです。
DraftSightもおすすめできるCADソフトです。インターフェースや操作方法が、AutoCADと似ている部分が多く、コマンド入力もAutoCADと同じものを採用しています。
CADソフトとして、どのCADソフトを導入しようか迷っている方であれば、DraftSightはおすすめできます。
仕事で利用される方でも、DraftSightトライアル版を利用してみてから導入できるので、コストが無駄になるような事もありません。
今回、さまざまなCADのフリーソフトをご紹介してきましたが、まずは実際に試してみて、自分に合うソフトを探してみてください。
※CADソフトをダウンロードする際は、公式サイトで最新のダウンロード方法を確認したうえで、ダウンロードする事をお勧めします。