CADオペレーターとはどんな仕事?CADオペレーターの年収や給与と働き方について
2019.05.28
- CAD・BIMオペレーター
記事ライター:キャドテク編集部
建築業界や自動車業界、インテリア業界などの多くの分野で活躍しているCADオペレーター。実際にはどんな仕事をしているのか、その仕事内容や働き方、年収や給与なども気になりますよね。ここではそういった疑問にお答えします。CADオペレーターに興味がある方は必見です。
目次
CADオペレーターという仕事について
CADとは「Computer Aided Design」の頭文字を取った言葉で、設計支援システムやソフトのことを指します。
従来、紙で作成されてきた図面をコンピューターで製図できるようにしたもので、現在では建築業界や自動車・航空業界、アパレル業界やインテリア業界など、幅広い分野で欠かせないものとなっています。
平面図を作成できる2次元CADや建物の完成図などの立体を表現できる3次元CADがあり、近年ではより性能の高い3次元CADが活用されることが多くなっているようですが、紙媒体と似た表現ができる2次元CADの需要も根強くあるとされています。
操作には専門の知識が必要です。知識とスキルを持ってCADを操作する仕事をCADオペレーターといいます。
設計者の指示に従いCADを使用して設計図を製図するのが業務の中心となりますが、この図面において建築物などの現物が作成されることになるため、設計者の意図を正確に汲み取り、間違いのない図面を作ることが要求されます。
図面の修正作業も業務に含まれます。修正依頼をもれなく図面に反映させますが、この修正作業は現物の完成までに何度も繰り返されることもあります。それらすべてに対応するのもCADオペレーターの大切な仕事です。
年収や給与はどれくらい?
CADオペレーターには、正社員や派遣社員(紹介予定派遣を含む)、パートタイムやアルバイトなど、さまざまな勤務形態があります。年収や給与は勤務形態によってそれぞれ異なってきます。
メーカーや建設会社などに直接正社員として雇用される場合は、年収は約300万円~というのが相場のようです。実務経験やスキルによっては年収500万円以上になることもあります。
直接雇用は正社員だけでなく、パートタイムやアルバイトとしての採用もあります。その場合の時給は少なくとも1,000円以上、これもやはり経験によって変わってきますが高額な場合は1,500円以上になることもあります。
派遣社員の方も多く活躍しています。人材派遣会社に登録し、派遣先企業へ赴いて働くスタイルです。正社員と同じようにフルタイムで働くことも可能ですし、求人によっては時短勤務なども選べます。
派遣としての給与は時給で約1,500~約2,000円程度が相場のようです。スキルや資格、経験によってはこれ以上になることもあります。
専門知識や技術が必要なので、一般事務と比較すると年収や給与は高額になる傾向があるようです。
給与や年収だけではない、CADオペレーターの魅力
仕事を決める要素は年収や収入だけではありません。その仕事ならではの魅力ややりがいも、仕事選びの大切な要素といえます。
CADは幅広い分野で使用されているため、多くの業界で必要とされています。そのため、自分の興味のある分野で活躍することが可能です。また、その分野の知識を深めることによって、自分自身のスキルの向上も図れるでしょう。
異業種に転職する際もCADの操作ができるのは大きなアピールポイントとなります。
建築物や製品は全て図面をもとに製作されます。自分が手掛けた図面をもとに、ひとつの作品が仕上がっていくのは感動的です。建築物など、そのモノが大きくなればなるほど達成感も大きくなるでしょう。
自分の仕事が目に見える形になるのは大きなやりがいとなります。そのため、モノづくりに興味のある方には向いている職業といえます。
製作されるモノは全て図面が頼りです。そのため丁寧で確実な作業が要求されます。細かい作業を確実にこなし、一つのことをきちんと最後まで成し遂げられる能力は必須です。
加えて、現場は毎日状況が変化します。その変化についていける臨機応変さやスピーディな仕事処理能力も必要とされます。CADオペレーターにはこれらの能力を持っている方が向いているといえるでしょう。
CADオペレーターの仕事を見つけるには?
CADは幅広い業界で使用されていることもあり、求人にはさまざまなものがあります。首都圏や大阪、名古屋などの大都市はもちろんのこと、全国各地に求人があり、雇用形態も直接雇用の正社員やパートタイムなど多岐に渡ります。
年収や時給などの収入面や勤務時間、勤務地など条件に合った仕事を探すのであれば、建築系CADオペレーター派遣に特化したアクト・テクニカルサポートへお任せください。