建設業の業務内容とは?仕事の魅力と建設業の求人について
2019.05.16
- 転職
記事ライター:キャドテク編集部
建設業での求人というと、建設現場での肉体労働をイメージする方が多いかもしれません。建設業にはそういった仕事も含まれますが、それだけではなく、多様な仕事があります。転職や派遣、バイトで建設業を考えている人に向けて、建設業の仕事内容と求人についてご紹介いたします。
目次
建設業にはいろいろな仕事がある
建物を造るための計画から現場の管理、完成した建物の周辺環境の設備など、建設業の仕事は多岐にわたります。
それでは、3つの分野に分けて、建設業の仕事内容と資格に関しての一例をご紹介します。
建物をつくり始める前に欠かせない、頭脳労働の分野
・建築設計
どのような建物にするのか、発注者のイメージに合わせて図面に書き出します。自分の描いた図面から建物が出来上がるという感動を味わえます。
関連する資格 :「一級建築士」
・積算
発注者の要望や図面の内容、工期に合わせて材料費、人件費、設備費などの予算を出す仕事です。様々な条件のもとで計算および作成をしなければいけない頭脳派の仕事で、建設計画の要ともいえる重要な部分なので、やりがいを感じられることは間違いありません。
・施工管理
資材の手配、図面通りになっているかどうかの管理、天候を考えての工程作りなど、全体を管轄するリーダーです。
関連する資格:「一級・二級建築施工管理」「一級・二級土木施工管理」
現場を動かす肉体派労働の分野
・型枠大工
基礎をつくる際などに使う、型枠を作成する型枠大工です。精度と様々な場所に臨機応変に組む柔軟性が求められます。
関連する資格 :「型枠施行技能士」
・コンクリート工
型枠にコンクリートを流し固め、これから建てる建物の基盤を作る重要な仕事です。 コンクリートの強度や状態を見極める知識と目が求められます。
関連する資格 :「コンクリート技士」
・鉄筋大工
建物の骨組みとなる鉄筋を組み立て設置します。建物が完成するとコンクリートなどに埋まって見えなくなってしまいますが、建物を支える大切な部分です。
関連する資格 :「鉄筋施工技士」
・左官工
建物の壁や塀、床などを塗りあげて、建物の仕上げを行ないます。どれも目に見える部分なので、完成した建物を綺麗にするというやりがいを感じられます。
関連する資格 :「左官技能士」
・とび職人
現場の足場を組み、最後に取り除くという建設現場全体に欠かせないポジションです。高所を軽々と移動する姿から現場の華と言われます。それと同時に現場の人たちの命を守る重要な仕事です。
関連する資格 :「とび技能士」
・塗装工
建物の塗装を行います。外観を良くするだけでなく、建物の保護や老朽化を防ぐために大切な部分です。繊細な美的センスも求められます。
関連する資格 :「建築塗装技能士」
専門知識と技術で現場を支える分野
・電気設備工事
完成した建物を使用する際に欠かせない電気を設備する仕事です。送電線網の設置、整備、監視など電気に関連する工事を行います。
関連する資格 工事:「第一種・第二種電気工事士」 管理:「一級・二級電気工事施工管理技士」
・マシンオペレーター
大規模な現場で大型のマシンを制御するエンジニアです。大規模現場を円滑に進めるために欠かせない存在となります。
・重機オペレーター
重機を操作して土を動かしたり、土構造物を作ったりする仕事です。大きな重機を大胆に動かしつつ、繊細な操作で土を自由自在に操ります。
建設業の求人は増加している
建設業は現在、求人が増加している狙い目の分野と言えます。
例えば、厚生労働省が2018年に発表した「2016年職業紹介事業報告書」では、有料民間職業紹介事業での建設、土木、測量技術者の紹介件数が2015年度と比べ75.2%増していることが分かります。
求人が多いということは、人手不足であり、それだけ建設業が働き手を求めているということです。人手不足によって業界未経験者でも採用されるケースがあり、建設業には就職しやすいという利点があります。
建設業の求人における待遇改善と将来性について
建設業の人手不足の要因の1つに、仕事の厳しさによる離職が挙げられます。また、建設業は肉体労働で過酷というイメージから敬遠されることも少なくありません。求人を探しているなら、建設業での待遇は最も気になる部分でしょう。
近年、建設業界では待遇を改善する様々な取り組みが行われています。
例えば、これまでは工程の遅れを出さないように週休1日という現場が数多くありました。しかし、働き方改革の1つとして、平成29年12月には一般社団法人日本建設業界連合会が「週休二日実現行動計画」を発表しています。
これは、過酷な労働による優秀な人材の流出を防ぐために、現場での週休二日を実現するための取り組みです。
建設業は地域社会の発展を支える重要な分野なので、衰退しないように、こうした待遇向上の取り組みに重きが置かれています。将来性のある業界として、バイト、派遣からキャリアを積んでいくことにも、大きな意味があると言えるでしょう。
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建設業の仕事は、様々な専門知識が必要な頭脳派のものから、磨かれた技術のある肉体派のものまで様々あります。
どの職種にするのかによって、給料形態、勤務地、勤務形態なども大きく異なります。
例えば、現場での仕事であれば、工事がある地域での勤務や現場ごとの雇用があります。一方、設計や積算は色々な勤務地を回るのではなく、特定の企業での勤務というパターンが多いでしょう。
そのため、自分に合った建設業の求人を探す時には、職種や資格、勤務地ごとに探すと便利です。
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