直接スナップできるオブジェクトが無い場所でも、近辺のオブジェクトのスナップ点から延長して、目的のポイントを指示する方法です。
コマンド操作中に点を指定する際、直前の点からの距離や方向を指示して、繰り返し仮の基点を作成し移動できる機能です。
複数の一時的なトラッキングポイント
(例)オブジェクトから離れた点を線の開始点にする
(操作方法)
コマンド:LINE
↓
開始点を指定する状態
次のいずれかの方法で[一時トラッキング]を実行
・Shiftキーを押しながら右クリック→メニューより[一時トラッキング点]
・コマンド:TK
↓
コマンドラインに[最初の一時トラッキングポイントを指定:]と表示
辺の交点を選択
↓
次の仮の基点に移動
直交モードを使用して
カーソルで方向、キーボードで距離を指示(例:左方向に500)
↓
基点が移動
次の仮の基点に移動
カーソルで方向、キーボードで距離を指示(例:上方向に300)
↓
希望の位置に移動が完了したら[Enter]キーでトラッキングを終了
↓
コマンドが再開する
※Enterキーを押して終了するまでは、トラッキングの機能が有効のため仮の基点を移動し続けられる状態となります。
※[トラッキング]で指定する点は、座標での指示も可能です。