直接スナップできるオブジェクトが無い場所でも、近辺のオブジェクトのスナップ点から延長して、目的のポイントを指示する場合に使用します。
コマンド操作中に点を指定する際このコマンドを使用すると、次の点は一時的な仮の基点となります。続けて距離や方向を入力することで、本来の基点を指示します。
[トラッキング(TK)]とは異なり、仮の基点は1回のみとなります。
[トラッキング(TK)]の操作方法は こちら
一時トラッキング
(例)円の中心から離れた点を線の開始点にする
※[作図補助設定]ダイアログから、極角度を使用する設定を有効にします。
極角度でパスを表示する方法は こちら
(操作方法)
コマンド:LINE
↓
開始点を指定する状態
次のいずれかの方法で[一時トラッキング]を実行
・Shiftキーを押しながら右クリック→メニューより[一時トラッキング点]
・コマンド:TT
↓
コマンドラインに[一時OTRACK点を指定:]と表示
↓
円の中心を選択
↓
[一時トラッキング点]が終了
↓
LINEの1点目を指定
カーソルで方向、キーボードで距離を指示(例:60度方向に500)
※極トラッキングでパスを表示させながら、距離指定を行えます。
↓
指定した点から線が作成される