プロジェクトの方向を回転するには[プロジェクトの北を回転]コマンドを使用します。
[プロジェクトの北]とは、方角ではなく図面（画面）で表示される上方向の事を[北]という言葉で表しており、プロパティパレットのビューの[向き]が[プロジェクトの北]に設定されている平面図ビューに影響します。
目次
事前準備
対象の平面ビューの表示状態を[プロジェクトの北]に設定します。
- 向きが[真北]の場合
［向き]が[真北]となっている場合は、真北が画面上方向に表示されます。
方角に合わせた表示となるため、プロジェクトを回転する機能が使用できません。
（操作方法）
プロパティパレット→[グラフィックス]→[向き]
値を[プロジェクトの北]に設定
- 向きが[スコープボックス別]の場合
ビューにスコープボックスが適用されているため、ビューの向きはスコープボックスに従って表示されます。
そのままプロジェクトの方向を回転する機能は使用できますが、スコープボックスの表示が優先されるため、回転結果を確認することはできません。
ビューを[プロジェクトの北]にする場合は、スコープボックスを[なし]にします。
（操作方法）
プロパティパレット→[範囲]→[スコープボックス]
値を[なし]に設定
↓
プロパティパレット→[グラフィックス]→[向き]
値を[プロジェクトの北]に設定
※スコープボックスを[なし]にしてプロジェクトの北を回転した後は、スコープボックスの値がグレーアウトして切り替えることができなくなります。
その場合は、[トリミング領域をリセット]を行うことで、選択可能になります。
プロジェクトの向きを回転する
（例）プロジェクトの向きを90度時計回りに回転する
（操作方法）
[管理]タブ→[プロジェクトの位置]パネル→[位置]を展開→[プロジェクトの北を回転]
↓
[プロジェクトを展開]ダイアログ
[90°時計回り]
※文字注記の方向をモデルとともに回転させない場合は、[回転時に文字注記の方向を維持]にチェックを入れる
↓
モデルが回転
↓
回転した要素数の警告が表示
↓
OK
※選択肢以外の角度に回転する場合は、[選択した線または面に位置合わせ]を選択し、予め作成しておいた回転角度用の線分か参照面を使用して回転します。
※[プロジェクトの北を回転］はモデル全体の方向が変更されます。
ビューの表示が[真北]のビューでも、[プロジェクトの北]の変更は適用されています。
ビューの表示を[プロジェクトの北]に切り替えることで確認することができます。
