高い人気を誇るイベントコンパニオンの仕事を始めるまでの流れとは
- 2020/1/16
- イベントコンパニオン
若い女性に人気の職業といえば必ず名前が挙がるのがイベントコンパニオンでしょう。イベントコンパニオンとはどのような仕事をしているのか、また人気のイベントコンパニオンになるためにはどうすればいいのか気になっている女性も多くいるのではないのでしょうか。
ここではそんな方のために、人気のあるイベントコンパニオンの仕事内容や仕事を始めるまでの流れについて紹介します。
目次
人気の職業“イベントコンパニオン”とは
まず、女性に高い人気を誇るイベントコンパニオンとはどういうものか、見ていきましょう。
イベントコンパニオンとは
イベントコンパニオンとは、クライアント企業とお客様をつなぐ架け橋となる存在です。
大きなイベント会場などで素敵な衣装に身を包んだイベントコンパニオンを見かけたことがある方もいらっしゃることでしょう。そのように場に華を添えるのもイベントコンパニオンの役割です。
しかしイベントコンパニオンはそれだけのために存在しているわけではなく、多くのお客様にクライアント企業の顔として接し、お客様に商品やサービス、クライアント企業の魅力を伝える役割を担っているのです。
ショッピングモールや家電量販店、携帯電話の販促活動、企業のセミナーや製品発表会、メディアでも紹介されるような大型イベントなど活躍場所は多岐にわたります。
イベントコンパニオンの具体的な仕事内容
では、人気の職業であるイベントコンパニオンは具体的にどのような仕事を行っているのかを紹介しましょう。
製品やサービスなどのPR
イベントコンパニオンの重要な仕事内容のひとつとして最初に挙げられるのが、クライアント企業の製品やサービスのPRを行うことでしょう。製品の横に立ってポーズをとったり、製品を手にもったりしてお客様にPRする仕事です。
多くのお客様に積極的にお声がけし、製品の魅力が伝わるように説明を行います。お客様から質問を受けることもあるので、事前にしっかりと製品やクライアント企業についての知識を得ておく必要があります。
ブースの受付・さまざまなサポート
イベント会場やセミナー会場などで受付・インフォメーションをするのもイベントコンパニオンの仕事です。
またブース内でイベントが行われる際はお客様にその案内をしたり、参加者の入場管理などを行ったりすることも含まれます。
サンプリング
クライアント企業のブースで製品のサンプルやカタログ、パンフレットなどの配布を担当します。
機械的に手渡すのではなく、笑顔で製品の魅力を伝えながらお客様が製品やクライアント企業に興味を持っていただけるようにすることが大切です。
ケータリング
企業の商談会や新製品発表会、セミナーなどでもイベントコンパニオンは活躍しています。こうした場ではお茶や茶菓子がお客様にふるまわれることも多く、イベントコンパニオンがお茶出しを担当することもあります。
どのような立場の方にも失礼のないよう社会人としてのマナーや常識を身につけておかなければならないのはもちろん、気品のある振る舞いも求められます。
なぜ人気が高い?イベントコンパニオンの魅力とは
時給が高い
イベントコンパニオンの人気の理由としてまず挙げられるのは、給与が高額であることでしょう。ここでは給与事情について詳しく解説します。
イベントコンパニオンの給料事情
イベントコンパニオンの給与は一般的には時給換算ではなく、日給で考えられます。日給の相場は1万円~1万5千円程度です。
拘束時間はイベントによって異なりますが、8時間程度拘束されることもあれば2~6時間という仕事もあります。
イベントコンパニオンとして活躍している中心年齢層の20代のアルバイトとして多い飲食店や販売などの仕事と比較すると給与は高いといえるので、この給与の高さが、イベントコンパニオンが人気の職業である理由のひとつといえるでしょう。
近年では英語や韓国語、中国語などの外国語対応が可能なイベントコンパニオンの需要が増えていることもあり、語学力があるとより給与は高額になる傾向があります。バイリンガルの場合は1万5千円、それ以上の複数言語に対応可能な場合は2万5千円程度が相場とされています。
コミュニケーション力やマナーが身につく
イベントコンパニオンの仕事はたくさんのお客様に接する仕事です。どんな状況でも笑顔で好感を持たれるようにふるまう必要があります。
厳しいご意見を頂戴する場合もあれば、無理難題を持ちかけてくるお客様に遭遇することもあります。そうした場合でもお客様に不快感を与えずに対応できなければなりません。そのためイベントコンパニオンには高いコミュニケーション能力が求められます。
また、イベントコンパニオンはクライアント企業の顔として活躍するため、社会人としてのマナーも大切です。仕事を通してこうしたマナーやコミュニケーション能力を身につけることができるのもイベントコンパニオンの魅力といえる部分です。
メディアで活躍できる可能性もある
有名なイベントにはメディア撮影が入ったりすることも少なくありません。会場にはメディア関係の方の出入りがある場合もあるのはもちろん、お客様としてメディア関係の方が訪れることもあります。
イベントコンパニオンがそういった方の目に留まり、スカウトされて芸能界へと進むこともあるようです。実際に芸能界で活躍している方の中でもイベントコンパニオン出身という方は一定数存在します。
しかしこれはかなりのレアケースであり必ず芸能界への道が開けている、というわけではないので誤解のないようにしてください。
努力あってこそ得られる魅力も!イベントコンパニオンの人気の秘密
体型崩れはNG!
イベントコンパニオンが仕事の現場で着用する衣装はワンピースやスーツなどさまざまですが、場合によってはショートパンツやミニスカートなどの露出度の高い衣装や体のラインがはっきりと出る衣装が用意されることもあります。
イベントコンパニオンは、クライアント企業とお客様の懸け橋であると同時に、たくさんの人の視線を集めて会場に華を添える役割もあり、どのような衣装でも美しく着こなさなければなりません。
そのためイベントコンパニオンのオーディションではプロポーションが重視されるのです。したがってオーディション時のプロポーションを常にキープし続けなければならず、体形崩れはプロのイベントコンパニオンとしては許されません。
普段から運動を取り入れたり食生活に気を配ったり、時には食事制限を行うなど常にプロポーションを維持する努力がイベントコンパニオンには欠かせないのです。
イベントコンパニオンとして活躍できるのは一握り
イベントコンパニオンは女性に人気のある職業ですが、どんな人でも簡単になれるというわけではありません。
人気のイベントコンパニオンになるには一定以上の美貌や整ったプロポーションが求められ、選考のハードルは非常に高いのです。
イベントコンパニオンとして働くにはイベントコンパニオンの仕事を取り扱っている事務所に登録するのが一般的ですが、人気の事務所になるとまず事務所に登録すること自体が難しい場合もあります。
事務所に登録できたとしても自動的に人気のイベントコンパニオンとして活躍できるわけではなく、お仕事ごとに選考があり、合格してはじめてイベントコンパニオンとして働けるのです。
またイベントごとのカラーに合った人材を採用するため、容姿端麗だからといって必ず採用されるというわけではありません。さらに、美しさとともに若さも必要であるため、18歳から20代後半くらいまでの限られた年齢層の女性しかできない仕事でもあります。
こうした点を考えると人気のイベントコンパニオンとして活躍できるのは一握りの選ばれた女性であるということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
体力勝負の仕事である
イベントコンパニオンは基本的に立ち仕事であり、休憩時間を除いては一日中立ちっぱなしでいることも少なくありません。体力が必要なのはもちろん、高いヒールの靴を履いていることも多いので慣れないうちは足が痛く、辛い思いをすることもあります。
また、空調が効いていない現場や屋外のイベント会場での仕事も存在します。華やかなイメージが強いイベントコンパニオンですが、実際は体力勝負の仕事であるといえるでしょう。
人気の高い仕事“イベントコンパニオン”に必要な適正とは
人気のイベントコンパニオンとして活躍するにはどのような適正が必要なのでしょうか。
一定以上の美しさ・プロポーションの良さ
イベントコンパニオンはクライアント企業の顔となる存在であり、企業のイメージを担う存在でもあります。
先にも少し述べましたが、たくさんの人の視線を集め、会場に華を添える役割もあるためイベントコンパニオンには美しさ、プロポーションの良さは必要不可欠です。
そのため、一定以上の美貌やプロポーションの良さを持つ容姿端麗な人は適性があるといえるでしょう。
コミュニケーション能力
イベントコンパニオンは多くの人が集まる場所で、自らお客様に声をかけて製品PRなどを行う仕事です。そのためコミュニケーション能力は欠かせません。
コミュニケーションが必要なのはお客様だけではありません。一緒に働くクライアント企業の担当者や会場のスタッフ、仲間のイベントコンパニオンとも綿密にコミュニケーションをとらなければ仕事は成り立たないのです。
お客様はもちろん、スタッフ間でも良好な人間関係を築くため、イベントコンパニオンには高いレベルのコミュニケーション能力が必須といっても過言ではないでしょう。
会場にはさまざまなお客様がいらっしゃいます。老若男女問わず好感を与える会話や態度でお客様にクライアント企業や製品に興味を持っていただかなければなりません。また現場ではトラブルに直面したり、難しいお客様に接したりしなければならないこともよくあります。
どのような状況下においても愛想よく、笑顔でいられる忍耐力や臨機応変に状況に対応する力、空気を読む力もイベントコンパニオンに求められる資質です。
体力、自己管理能力
イベントコンパニオンは若い女性に人気のある華やかなイメージの職業ですが、実際は高いヒールの靴を履いて一日中立ちっぱなしでいるなど、体力が必要とされる仕事です。
加えてイベントコンパニオンは基本的に書類選考を経てその人材が選ばれているため、当日の人員変更はNGです。そのため体調不良による当日欠勤はできないので、日頃から生活に気を付けて体調を整えておく必要があります。
また美貌やプロポーションも保たなければならないので、食生活の管理やスキンケア、ヘアケアなども欠かせないでしょう。
こういった自己管理がきちんとでききることが人気のイベントコンパニオンであるためには求められます。
人前に立ったり、注目を集めたりするのが好きである
多くの人の注目を集めるのが仕事であるイベントコンパニオンは人に見られるのが好き、注目されるのが好きという方には向いているといえるでしょう。また、そうでないと続けられない仕事でもあります。
特に大きなイベント会場では、たくさんあるブースの中でいかに自分の担当しているブースや製品にお客様の注目を集められるかが人気のイベントコンパニオンの腕の見せ所でもあるのです。
人前に立ち、たくさんの人の注目を集めるのが好きな人はイベントコンパニオンの適性があるといえるでしょう。
イベントコンパニオンとして活躍するためには
人気のイベントコンパニオンとして働くには、現在は事務所に所属するのが一般的です。まずはイベントコンパニオンの仕事を扱っている事務所を探し、面接を受けましょう。
その際、イベントコンパニオンの経験がある場合には宣材写真や経歴書を持参するとスムーズです。
無事事務所に登録できてもすぐに活躍できるわけではなく、希望の仕事のオーディションに応募して合格しなければ仕事は得られません。厳しいオーディションを通過してはじめて人気のイベントコンパニオンとして活躍できるのです。
イベントコンパニオン未経験の場合は、事務所によっては現場に出る前にイベントコンパニオンとしての知識やマナーなどを身につけるためのコンパニオンレッスンが行われることもあります。
事務所に所属したら人気の高いイベントコンパニオンを目指そう
イベントコンパニオンはクライアント企業や製品のイメージを担う存在です。いわばクライアント企業や製品の広告塔ということになるので、イベントコンパニオンはその自覚をもって働かなければなりません。
クライアント企業はイベントを行うために高額な資金を費やして製品のPRを行っています。
そのためイベントコンパニオンは美しい笑顔で愛想よくお客様に接し、クライアント企業のイメージアップをしたり、製品をお客様に印象付けたりすることが大切なのです。
サンプリングやアンケート業務などは、業務そのものは単純作業といえるかもしれません。製品PRも製品概要さえ暗記してしまえば誰にでもできることかもしれませんが、その裏では大きな努力を必要とされるのがイベントコンパニオンの仕事です。
イベントコンパニオンは美貌やプロポーション、立ち居振る舞い、笑顔や会話術などによってそれらの“誰にでもできる仕事”に付加価値を付け、“イベントコンパニオンにしかできない仕事”にしていくことが求められるのです。
イベントコンパニオンがお客様に与える印象がクライアント企業の印象になり、製品の売れ行きを左右することになるということを忘れずにいれば、人気の高いイベントコンパニオンとして働き続けることができるのではないでしょうか。
たくさんの仕事がいただける人気のコンパニオンを目指して、努力を重ねていきましょう。