ナレーターとは?種類や仕事内容を徹底解説

一言でナレーターといっても、ナレーターや声に関するお仕事にはさまざまなお仕事が存在します。ナレーターをはじめ、声のお仕事の仕事内容、仕事においてどのようなことが求められるのかなどについて、詳しくご紹介していきます。

ナレーターや声のお仕事の仕事内容

ナレーターや声のお仕事の仕事内容についてご紹介します

アナウンサー

テレビ番組やラジオなどにおいて活躍するのがアナウンサーです。近年ではインターネットの急速な普及から地上波テレビやラジオ以外での出演も増えており、YouTubeやインターネットテレビにおいても幅広く活躍しています。

アナウンサーに求められるナレーション技術は非常に高く、聴覚・視覚ともに視聴者に訴えるレベルの高いナレーションを行います。

CMナレーター

CMナレーターとは、映像に合わせてナレーションを入れるお仕事です。

ナレーション付きのCMなどを視聴したことがある方も多いかと思いますが、映像の内容に合わせて的確な表現でナレーションする必要があります。また、メッセージ性を込めながらも主張しすぎず、かつ、印象的なナレーションが求められます。

そのため、アナウンサーと同じように、高度なナレーション技術が必要です。

展示会ナレーター

展示会ナレーターとは、各種展示会場やイベント会場において、進行などのナレーションを行うナレーターを指します。ナレーション技術とともに、華やかな容姿も求められるのが特徴です。

展示会ナレーターの仕事とは

展示会ナレーターは、各種イベント会場や展示会場、トークショーやプレス発表会などの場において、ステージに立ち、司会進行や効果的な商品や企業のプロモーションを行うお仕事です。

有名なイベントではゲームショウやモーターショウ、コミックマーケットなどが挙げられます。展示会場も、東京ビッグサイトや幕張メッセなど有名で大きな会場でのお仕事が多数です。

そのほかにも、企業のセミナー、新製品発表会、各種式典、株主総会における司会進行などを行うこともあります。

ナレーション技術はもちろんのこと、商品知識やクライアント企業に関する情報もしっかりと把握しておく必要があります。基本的に、展示会ナレーターは台本や原稿にあらかじめ目を通し、暗記した上で本番に臨みます。

近年の日本のビジネスでは外国語が欠かせなくなってきており、展示会ナレーターにおいても、英語や中国語のスキルがあると重宝される傾向にあります。

展示会ナレーターに求められること

展示会ナレーターとは、人前に立ち、スムーズな進行はもちろん、しっかりと商品やサービスをPRしなければならないお仕事です。そのため、多くの人の前で話をするためのスキルを備える必要があります。

具体的には、以下のような能力が求められます。

・心地よい話し方

聞く人に不快さを感じさせず、心地よく耳を傾けてもらえる声のトーンや話すテンポなどを把握して、事前に身につけておかなければなりません。

・聞き取りやすい話し方

はっきりとした滑舌で、標準語として正しく美しいアクセントを用いて話すことも重要です。

・説得力

話す技術だけではなく、伝えたいポイントを的確に伝達できる説得力も必要でしょう。

・暗記したり、ミスをしたりしない注意深さ

原稿を暗記するスキルや、企業名、商品名などを間違えない集中力、注意深さも欠かせません。

・話す際の立ち居振る舞い

話す姿勢や視線などの立ち居振る舞いも、すべてナレーションに影響します。

・臨機応変な対応力

現場でのトラブルなどにも、臨機応変に対応することができる能力も必要です。

・身だしなみの知識

場を華やかにしながら多くの方に好感を与えるような服装や、ヘアメイクなどの身だしなみに関する知識も、身につけておく必要があります。

・社会人マナーおよびコミュニケーションの基礎

展示会ナレーターはクライアント企業や現場スタッフともコミュニケーションを密にとる必要があるため、社会人として求められるマナーやコミュニケーションの基礎も身につけておきましょう。

展示会ナレーターは、このように総合的な技術を確実に身につけていることが求められるお仕事だといえるでしょう。

展示会ナレーターになるには

展示会ナレーターとして活躍するためには、事務所に登録し、オーディションを受けてお仕事を獲得する必要があります。

展示会ナレーターは、マイクを通して、クライアント企業の伝えたいことを伝えたり、イベントを進行したりするなど、イベントや展示会の進行における重要な仕事です。

そのため、展示会ナレーターは誰でもチャレンジできるお仕事ではありません。未経験の場合はナレーター養成スクールなどに通い、正しい発声方法や言葉遣いなどのナレーター技術を取得しておくことが必要となります。

また、ナレーターとしての経験がある場合は、事務所へ登録する際にボイスサンプルがあると、よりスムーズにお仕事へ繋げることができることもあります。クライアント企業がボイスサンプルの提出を求めることもあるので、ボイスサンプルの準備は登録後のお仕事へのエントリーにも役立ちます。

展示会ナレーターになりたい方は、今回の記事を参考にして、ぜひとも希望のお仕事につくための準備をはじめてみてはいかがでしょうか。