ナレーターとは?イベントコンパニオンとの違いや必要なスキルについてご紹介
- 2019/8/21
- ナレーター
イベントのお仕事のひとつにナレーターという職種があります。類似する職業であるイベントコンパニオンと、ナレーターはどういった点に違いがあるのでしょうか。
ここでは、ナレーターとはどんなお仕事か、仕事内容や求められるスキルを解説します。
目次
ナレーターの仕事内容とは?
ナレーターとは、各種イベント会場や展示会場などでマイクを使用して製品やサービスを紹介、司会進行などを行うお仕事です。
パワーポイントなどを操作しながらナレーションをすることもあるようです。
正しい発音や聞き取りやすい話し方、言葉遣い、会場全体を把握しながらイベントを進行するスキルなど専門的な知識やスキルが必要となってきます。
そのため、専門スクールなどに通ってナレーションや司会の知識・技術を身につけていることがナレーターには求められます。
また、製品に対する質問が来る場合もあるので、事前に紹介する製品知識を学んでおくことも必要でしょう。
ナレーターの給料とは
イベントにもよりますが、一般的なイベントコンパニオンの日給が約12,000円~20,000円であるのに対し、ナレーターの日給は平均約30,000円前後と高額な場合が多いようです。
ナレーターとは、その高い給与に見合う技術や知識が必要とされる専門職であるといえるでしょう。
ナレーターのやりがいとは?
ナレーターはあらかじめ原稿に目を通し、暗記して本番のナレーションを行うことがほとんどです。質問に備えて紹介する製品に精通しておくことも必要でしょう。
事前準備の大変さはかなりのものがあります。本番でも暗記した内容を間違えることなく正確にナレーションしなければなりません。
プレッシャーも大きいですが、完璧に仕事をやり終え、企業が伝えたいことを自分のナレーションでしっかりと来場された多くの方に伝わったと感じられる瞬間の感動は、他の仕事では味わえないものです。ナレーターだから感じることのできる、やりがいだといえるのではないでしょうか。
また、クライアント企業の担当者や現場のイベントスタッフなどと力を合わせてイベントを成功に導いていくこともやりがいを感じる部分でしょう。
ナレーターとイベントコンパニオンとの違い
ナレーターは、イベント全体の司会進行やマイクを通して多くの来場者に製品をPRするナレーション業務がメインになります。
一方、イベントコンパニオンは会場での製品のPRや説明、サンプルやカタログの配布、アンケート業務、受付業務が主な仕事です。
ナレーターは高いコミュニケーションスキルや社交性、容貌の良さに加えてナレーション技術という専門知識を身につけているため、ナレーターの給与はイベントコンパニオンと比較して高額になる傾向があるのです。
ナレーターになるために身につけておきたいスキルとは
ナレーターには専門的なナレーション技術や経験が求められますが、そのほかにも大量の原稿を暗記する暗記力、本番でミスをしない集中力や度胸も身につけておきたい部分です。
日常会話レベル以上の英語、中国語、韓国語ができると重宝されます。もちろん、このほかの言語でもスキルがあるに越したことはありません。インバウンドのボリュームが無視できない現在、語学のスキルは大きな武器になります。また、手話ができることも歓迎されるでしょう。
ナレーターを目指す人の中には、イベントコンパニオンとしての経験を積みながら専門のスクールなどでナレーション技術を身につけ、イベント会場での活躍の場を広げるケースも多いようです。
ナレーターとして長く活躍するためには、早い段階からナレーション技術や外国語スキルを身につけておくことが鉄則と言えるでしょう。