趣味を楽しみながら働ける?博物館バイトのお仕事についてご紹介
- 2019/5/28
- 博物館・美術館
有名な博物館の企画展や特別展などが開催されると、博物館は大賑わいになることも多く、休日には博物館に必ず足を運ぶ、といった趣味をお持ちの方はかなりいるようです。
そういった趣味の方にとって興味があるのが、博物館バイトのお仕事ではないでしょうか。趣味を活かし、楽しみながら働けるバイトとして博物館バイトはアートや歴史を愛する方の注目を集めているようです。
ここでは、一般的な博物館バイトの仕事内容やメリットおよびデメリット、博物館バイトとして働く方法などをご紹介します。
目次
博物館バイトの仕事内容や日給は?
博物館のバイトの仕事内容ってあまり詳しく知られていないのではないでしょうか。飲食店や販売のお仕事ほど一般的ではないので、詳細が気になっている人も多いことでしょう。
博物館バイトの仕事には、意外とさまざまなものがあります。
まず、館内の展示室で作品やお客様を監視する仕事があります。来館者が作品などに触れたりしないように、展示室内を監視します。作品に触れる以外にも写真撮影やスケッチ、万年筆やボールペンの使用など、禁止されていることを行っていないかなどもしっかりチェックします。
騒いでいる来館者や、携帯電話を使用している方など、周囲に迷惑をかけている来館者に配慮を促すのもこの仕事の一環です。
展示室に座って監視することもありますが、会場を巡回して行う場合もあります。
また、チケットの販売や受付、グッズの販売なども博物館バイトの仕事です。グッズ販売は商品のディスプレイやPOPの制作などを任されることもあり、搬入や搬出、梱包などの手伝いがある場合もあります。
そのほかには、音声ガイドの貸し出しや操作方法の説明、入場制限ができている場合などはその対応や行列の整理、お手伝いが必要な来館者への手助けなども、博物館バイトの仕事に含まれます。
博物館バイトの日給は6,000円~9,000円程度が相場です。拘束時間の長さによって日給は変動します。
勤務期間についてですが、企画展期間の短期のみのお仕事もありますし、それぞれの博物館に常駐する長期間にわたってのお仕事もあります。
博物館バイトのメリットとデメリット
では、博物館バイトのメリットやデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
まずはメリットですが、職場環境の良さが挙げられます。博物館は基本的に収蔵物の保護のため、しっかりと空調管理されています。害虫は収蔵物保護の天敵なので徹底的に駆除されていますし、清掃も行き届き、清潔に保たれている職場がほとんどです。そのため、一年を通して快適な過ごしやすい環境の中で働くことができます。
博物館は閉館時間が決まっているので、突発的な残業もほとんどなく、比較的早い時間に勤務が終了するのもメリットの一つといえるでしょう。
また、基本的には販売などのように積極的に接客をするわけではないので、比較的働きやすい環境です。もちろん来館者にまた来たいと思ってもらえるようなコミュニケーション能力やホスピタリティーは必要です。
将来的に学芸員を目指している方には、お金を稼ぎながら勉強できるという点も大きなメリットになるでしょう。
デメリットとしては、多くの場合、立ち仕事になるので意外と体力が必要なことや、基本的に土日・祝日は出勤しなければならないこと、展示品の管理のために空調が強めに設定されているので冷え性の方は辛いということなどが挙げられるでしょう。
博物館バイトは好きなものに囲まれて働けるのが一番の魅力
博物館は歴史ある貴重な文化財や一流の芸術品などが集まっている場所です。企画展などが開催されている場合は、その企画展のテーマに沿った貴重な品が世界中から集められています。
そのテーマに興味のある方や、美術・芸術や歴史全般に興味があるという方にとっては、めったに見ることができない作品を身近に感じながら仕事ができる最高の環境といえるでしょう。
何と言っても、博物館バイトの一番の魅力はそこに尽きます。自然と知識も豊富になり、より自分の世界が広がることが期待できます。
博物館バイトの求人情報をチェックしよう
博物館でのバイトは、上質な接客を身につけることはもちろん、多くの専門知識も身につけることができる魅力的なお仕事です。
場合によっては、事前研修が用意されていることも多いですので、未経験の方でも安心してお仕事に取り組むことができます。
スキルアップはもちろん、幅広い知識を得たい、仕事とプライベートどちらも充実した時間をぜひ博物館でのお仕事に挑戦してみてください!